syrupkun’s diary

おひとりさまなゲイの日常です。

個人的経験の話

 

最近、新しく何か始めるというより、過去のことを振り返るブームが来ているyoshiです。

仕事関連のことは書きましたが、性的なことや恋愛がらみの話も書いてみようかと。

といっても、大した恋愛遍歴や体験があるわけではないので、こういう人も世の中には居るんだ程度に見てもらえればありがたいです。

今回は子供時代のことを書いてみます。

 

小学二年生の時見た、夢の話です。

同級生の女の子と同じ布団で寝ています。その女の子は上半身だけ服を着ていて、下半身は裸です。で、よく見ると、男の子のものがついている…という内容の夢で、今になって思えば、自分の性的指向を示唆していたのかもしれません。

 

自分が小学生だった90年代前半に、やたらテレビでゲイが特集されていた時期がありました。

上岡龍太郎が司会で50人にアンケートを取るという番組で「サラリーマンのゲイ50人」といった特集が組まれていたり、元気が出るテレビで男同士の結婚式という企画があってタキシードを着た男の人二人が出てきて、どちらが家事をやるかと聞かれてたり。

(このころはLGBTに理解を示すというよりも、変わり者の特集といったニュアンスがあった気がします)

30年近く前に見た番組ですが、未だに記憶に残っています。

どこか共感するものが、この当時からあったのかもしれません。

 

象徴的なことが小学校六年生の時に起こります。

遠足へ行くバスの中で隣に座った同級生が、襟のところから服の中に手を突っ込み、そのまま股間に触ろうとしてきました。抵抗をしたのですが、結局触られてしまいました。(向こうはふざけてやっていただけで、性的な意味はなかったと思います)

触られたときは、嫌がったのですが、なぜか、そのことが忘れられなくて、そこから性的なものに興味を持つようになりました。

そして、性的な興味の対象として男性に惹かれるようになりました。

ただその時は、女性に対しては羞恥心があるから、男性の方に魅力を感じるのだろうという変な理屈を持っていました。

 

中学に上がってもそうでした。

しかも、このころ読んだ本に「思春期の男の子は大人の男性をおかずに自慰をすることがある」という内容のことが書いてあって、自分もそうなんだろうと納得させていました。

一方で、BLというものがこの世にあると知り、書店で立ち読みするようになったのもこのころです。

ただ、性的なものとして、男性に興味を持っていても、誰かを好きになるという経験がなく、それゆえ自分がゲイあることを認められなかったのだと思います。 

 

高校時代も同じような感じで過ごしていました。

高校でも誰かを好きになったことはなく、自作でBL小説を書いたりして、そちらで精神的な欠乏を埋めようとしていました。

BLの立ち読みはこの頃もしていました。ある時、あさぎり夕のコミックを立ち読みして、どうしても欲しくなり、挙動不審になりながらもレジに持って行ったことがあります。レジのおばさんは、何事ないように包んでくれましたが。

また、自分が高校生だった当時、駅の男子トイレの個室に入ると、壁に電話番号と卑猥なメッセージやイラストがよく描いてありました。それを見て、地元にもゲイがいるんだと驚いたのとちょっと興奮したのを覚えています。

さすがに、このころは自分がゲイなのかもとは思い始めてはいましたが、どこかで否定している自分もいました。

ただ、同じ高校の他の課のひとから指さされ「こいつホモじゃね?」と言われたことがありました。なので、そういう雰囲気は出ていたのだと思います。

 

 

このように鬱屈した思春期を過ごしてました。

40近くになった今でも、BLを読むことがあるんですが、この頃の鬱屈を発散させたいと思っているかもしれません。

 

なにも明るくない青春時代を過ごし、進学のため地元を離れます。

ちょうど21世紀最初の春を迎えた時期でした。 

自分の環境も変わり、行動も変わっていきます。

続きはまた別の機会に。